どうもこんにちは黒目です。今回は子供のストレスについて記述していきます。
私も普段民間で子育ての仕事する中、学校から帰ってくる子供の顔をほぼ毎日見ています。その中でいつもは元気な子がくらい顔をしていることがあります。そういう顔を見ると、学校で何かストレスに感じることがあったのかなぁ?と心配になることがあります。
その気づきがあった場合、我々は子育てのプロとしてのストレスケアの対処をするのですが、家庭教育でケアする場合、どうしても最初は「こういう場合どうすればいいんだろう?」と悩む保護者様は少なくありません。
なので今回は、自分の子供が強いストレスを感じている時の解決方法を解説していきたいと思います。
・前提知識
まず用語の説明として、ストレスとは「心身の適応能力に課せられる要求、およびその要求によって引き起こされる心身の緊張状態を包括的にに表す概念」とされています。またストレスを引き起こすものをストレッサーと呼びます。ただ、かなり強いストレッサーであっても、ストレス反応を示さずに平気な人もいれば、逆にちょっとした
ストレッサーであってもひどいストレス反応を示す人もいるので、ストレッサーの強さがストレス反応を決めるわけではないということです。
・対処法
普段子供達のストレスを引き起こすストレッサーは多く存在しますが、それらを理解した上で子供たちに我々大人が何をしてあげれば良いのかというと、それは
「対処能力」と「ソーシャルサポートの充実」
を意識して行動すれば良いのです。
「対処能力」とはストレッサーにかかわる問題を解決したり、その影響を低減したりする能力です。またストレッサーに関わる問題を解決しようと積極的に働きかける「問題焦点型対処」とストレッサー自体が制御不可能な場合に自分の感情や考え方を変化させて対処する「情動焦点型対処」などがあります。
そして「ソーシャルサポート」とはその言葉の通り、社会的な支えの事です。ソーシャルサポートを受けている人、あるいはいざというときソーシャルサポートを受けられると感じる人は、ストレス反応が低減されます。
よくありがちな間違いが、自分の子供の改善点のみに対処しようとする方法、また、
学校で問題が起こったとすると、学校の対処にクレームを入れる方法、そして民間の教育機関に任せっきりにする方法です。
一つ目は「情動焦点型対処」の片方しかしていないこと、二つ目は「問題焦点型対処」しかしていないこと、三つめは「ソーシャルサポート」しかしていないことが問題です。
そうではなく、「問題焦点型対処」「情動焦点型対処」「ソーシャルサポート」の三つ観点から子供のストレスを見てあげないと、ストレスに対して適応できず、学校生活の平穏に陰りが出てしまうことになりますので、
その三つの観点を意識することをオススメします。
・最後に
2022年5月現在、様々なソーシャルサポートを受けることができる時代になっています。例えば学童や放課後等デイサービスなどが良い例です。各事業所によって職員の能力が違いますから一概に同じ支援を受けられるかは疑問ですが、もし自分だけで子供のストレス問題に対処できない場合は一度それらのサポートに連絡してみてはいかがでしょうか?
本投稿は以上です。
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当ブログはあなたの子供の子育ての一助になれば幸いです。
ここまで閲覧ありがとうございました。
参考文献: たのしく学べる最新教育心理学―教職にかかわるすべての人に,桜井 茂男【編】