こんにちは黒目です。
今日は陸上選手で元シドニーオリンピックキンメダリストの高橋尚子が書いた「笑顔で生きる魔法の言葉」という本を買ってきました。
その本を読んでいて、「結果を出す人ってこんな考え方でこんなことをやっていたんだな~!」と考え深い内容が書かれているなと思いました。
その内容の中で、子育てに日々終われるお母様へ向けて、これを知っておけば少し心が軽くなるのでは?と思うものがあったので、自分なりの考察も交えつつ紹介していきたいと思います。
1.「自分の人生を評価するのは自分自身」
高橋選手はシドニーオリンピックで金メダルを取った後、プロに転向しました。そのプロになった後監督から、「オリンピックという一番大きな大会で優勝した。その後にすぐ元の生活に戻ったら、これから陸上を始める子供たちが減ってしまう」また、「子供たちに陸上で頑張って良い結果を出すと、こんなに道が広がるんだ。そう見せ付けるのも責任だ」と言われたそうです。さらに、オフの時間にマスコミの人から「デブ」「醜い姿」「そんなに遊んでいて楽しいですか?」などのバッシングを受けたそうです。そんな時に自分の今までやってきたことは間違っていたのだろうか?と考えたときがあるそうです。しかしそんな時に、
「オフの日に太るのは当たり前だ」
「あんな言葉に負けるなぁ!」
そう思い、自分がダメかどうかは自分が決めること。自分が幸せなら誰が言うおうと幸せなのだ。自分の人生を評価するのは自分自身でありたい。と記述しております。
これを読んで私は、確かに誰でも自分より上の立場のある人や周りの目線からのプレッシャーがあると思います。そんな環境の中でゴールのない子育てに関わっていたら、「自分自身の中の考えがわからなくなる・・・」「これが本当に正解なのか?どうだろうか?」そんな風に自分の根幹とも言えるものに考えさせられる時もあると思います。そんな時に自分自身が本当に価値のあるものはなんなのか?自分が欲しているものはなんなのか?そう考えることが結果を出す上で、そして自分の人生を生きていく上でいかにいかに重要かということを教えてくれた一文ではないでしょうか?
予断ですが、高橋選手は、上記の悩みの後に、ハーフマラソンの結果は8位。そして二週間後のマラソンでは日本記録達成。という結果を残しています。
2.「すごく楽しい42キロでした」
これは高橋選手がシドニーオリンピックで金メダルを獲得した時に出た言葉です。普通の人の感覚ならば「寒い中ランニングして、それも42キロも走るなんて大変だ」と思うでしょうが、高橋選手は違ったようです。この言葉は自然に出たそうなのですが、後に高橋選手は
「私はマラソンは100人いたら100通りの楽しみ方があると思っています例を挙げたらきりがありませんが、私にとってとても楽しかった42キロ。もっと多くの人が自分の楽しさを見つけて、ますますマラソンが見るものから、するものに変わって行くことを願います」
そう発言しております。
これを見て私は、いかに自分なりの楽しさを見つけることが大切かを学びました。私自身仕事で子供と接することが多いですが、その中で楽しさを見つけようとする感覚というものは常にもっておきたいですね。マラソンという過酷な中で楽しさを見つけている事例に出会ったのは私にとっては幸運でした。
3.「挑み続ければオセロのように最後は大逆転することだってできるんです」
高橋選手は1999年のセリビアの世界陸上直前に足を痛めて欠場しました。また、その後に骨折し、腹痛で入院もしました。その時に高橋選手は「オリンピックが決まる直前まで私の周りは真っ黒でした。」と言っております。しかし
「最後まで諦めなかったおかげで、シドニーオリンピックで優勝。最後の最後には真っ黒なオセロの盤を引っくり返し、真っ白に引っくり返すことができた。白にひっくり返せるのはそれまでの経過があったから。」
と言っております。
これを見て私は、「今の自分の盤面はどうだろうか?」というものを考えました。終わりと正解のない子育ての日々を送る中で、少しだけ時間の空いたときに上記のことを考えると、確かに自分の盤面に黒くなっているコマがあることに気がつきました。しかしこれがただの黒いコマに見えず、先に白いコマをおけば白に返せるんじゃない?と思うことができました。少なくとも、白に変えるチャンスがある。逆転のチャンスがあるということを認識できますね。
また、もし今まで白いコマがないのであれば、何か一つ白いコマを考えて置いてみましょう。もしその先に黒いコマがおかれていたとしても、その次に白いコマを置けば大丈夫ですね。
以上で今回の記述は終えます。
本投稿が日々子育てに悩む方々への一助になれば幸いです。
参考文献: