元教師 黒目のブログ

元公立の教師で現在も子育ての世界で働いています。公教育、私教育合わせて約7年間仕事で子供を育てています。そんな中で役に立ちそうな知識や経験をアウトプットしていきたいと思います。

子供の幸せのために科学的に知見に基づいて親御さんができること、その2

こんにちは黒目です。

 

前回、

 

子供の幸せのために科学的に知見に基づいて親御さんができること、その1

https://motokyousikurome.hatenablog.com/

 

について記事にまとめました。

それ以外でも子供の幸せのために親御さんができることってなんなの?ということについて話したいと思います。

 

子供の幸せのために科学的に知見に基づいて親御さんができること、その2

ではさらに子供を幸せにするための方法について解説したいと思います。

 

では先に結論を先に述べます。それは、

 

「環境を整え、様々な状況下で子供が自分で考えて自分で最適な行動できる人間に育てる」

 

ということです。

 

これはカリフォルニア大学リバーサイド校の心理学教授のソニア・リュボミアスキー教授が記述した『幸せがずっと続く12の行動習慣』【1】によることですが、人の幸福度の50パーセントは遺伝、10パーセントが環境。残り40パーセントが本人の行動と言われております。

これによって、ぶっちゃけていって親が子供の幸せのためにできることと言えば、環境を整えることと本人に正しい行動を取らせることしかないんですよね。なんたって50%は親御さん、あなた自身の遺伝によって決まってしまうのですから。

しかし、

 

「いや、黒目先生、凄く難しいことをサラッと言いますね。それが難しいから私たち母親はみんな悩んでいるんじゃないですか?」

 

と思われる方もいると思います。

では、そう言った親御さんに逆に尋ねたいことがあります。

 

「では、お母さん、貴方自身がどれだけ自分の環境を整えたり、自分が仕事や対人関係で適切な行動を取れるように考えたことはありますか?」

 

そう言うと、そこで初めて考え始めるお母さん方もいれば、「あ~そういえばこんな感じで対応したことがあったな~」とピンとくるお母さんもいるでしょう。

その自分の体験を思い出し、今まで自分がどのように適切な行動を取ってきたかを整理することが重要です。その上で、自分のやってきたその経験を子供に説明してやればいいのです。

 

ポイントをまとめると

  • 自分が今までやってきた行動を振り返る
  • 自分がやってきた行動の中で適切に行動できたことを子供に説明する

 

これが遺伝子レベルで自分の子供の幸せを考えた上で親御さんができることです。

ただ、こういう書き方をすると少し挑発的に聞こえるかもしれませんが、あくまで今までの行動を振り返り、適切な分析ができる親御さんでなければ難しいかもしれません。しかし、私が言いたいのは、私が日々教育の現場で働いている時に、親御さん個人の性格特性に問題を抱えていない親御さんでもそのような悩みを抱えてしまっている方も多くいました。なので、そう言った親御さんは今回まとめたポイントを抑えてた上で子供に接してあげると、親御さん自身の悩みを解決できるのではないかと思いました。

 

もし当ブログを閲覧していらっしゃる親御さんの中で、今回扱った悩みを持っている方がいらっしゃったら、是非ひとつの意見として取り入れていただけたら幸いです。

 

今回の記事はここまでにします。

閲覧ありがとうございました。

 

 

参考文献:

1.「幸せがずっと続く12の行動習慣」ソニア・リュボミアスキー 日本実業出版社 2012-02-16

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534049250/ref=nosim?tag=maftracking48052-22&linkCode=ure&creative=6339