どうもみなさんこんにちは黒目です。
先日こんな論文を目にしました。
母親の読み聞かせの影響力 子どもが集中するのに伴い脳内ネットワーク強度も向上
https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp-content/uploads/2021/07/210728.pdf
この研究は令和三年に発表された比較的新しいもので、母親の読み聞かせが子どもの脳内ネットワークに与える影響を明らかにしています。
普段お母様たちと話をしている中で、
「ウチの子はほんと集中力がなくて、どうしたらいいかしら？」
「ウチの子はほんと私の話を聞かなくて、イライラしちゃう！どうしてコミュニケーションとれないのかしら？」
「ウチの子は言葉を中々覚えてくれない、発達障害かしら？」
等と、子供の発達やコミュニケーションに悩んでいる話を耳にします。その話を聞いている中でなんとなくの印象として、子供が成長していないから私とコミュニケーションが一向に取れない。というな感じが見受けられます。
そんな悩みを持っているお母様へ
「お母さんだからできる子供を育てる方法があるよ！」」
ということを言いたくて今回の記事を書きました。是非閲覧ください。
では解説に移ります。
１．要約＆解説
まずこの研究の背景として、
子どもへの絵本の読み聞かせは，言語能力，認知能力，社会性の発達を促進するというこれまでの知見から，米国小児科学会（American Academy of Pediatrics）は生後できるだけ早い時期から子どもへの読み聞かせ活動を行うことを推奨しています
と言うように、今まで子供への読み聞かせは様々な能力を上げることはすでに科学で証明済みなわけですね。
そして研究の概要として、
本研究には，4歳から 10 歳の発達障害の既往のない定型発達の子どもたち 15 名が参加しました。参加者が，自分の母親（母親条件）と，見知らぬ女性の検査者（他人条件）の読み聞かせを聴いているときの脳活動を，非侵襲的な幼児専用の MEG を用いて測定しました。
と言うように、女性という条件は変えず、母親かそれ以外かという条件のみ変えた読み聞かせをしました。
その結果・・・
母親の読み聞かせ聴取時には，アルファ帯域の脳内ネットワークの強度が脳
全域において強くなっていることが明らかになりましたまた，母親の読み聞かせ聴取時のアルファ帯域の全脳ネットワークは，局所的な分離度が高く，大域的な統合度が高いというスモールワールド性を示し，効率の良いネットワーク構造であることが示されました
母親条件では，他人条件に比べて，子どもの集中度が高く，よりポジティブな表情（例，笑顔）を見せることがわかりました
という結果になりました。やはり母親の読み聞かせにより、脳内のネットワークが強くなったり、表現方法も増えたようですね。
２．感想＆考え
この論文を読んで、確かに本の読み聞かせによる子供の成長は、私自身の経験とも一致します。
ただこれは論文にも記述されていることですが、
今回は，母親と検査者の比較焦点を絞って研究を行いましたが，父親や他の養育者，また保育士や教員などの家族以外の親しい大人の読み聞かせの効果も検証していく事が必要です。
というように、女性以外の比較はまだ研究段階のようです。なので、一概に母親でなければいけない！とは言えないです。
ただこれは私の経験から語るなんの科学的根拠のない話ですが、お父さんよりお母さんの方が子供と接している時間が長い家庭が多いこともあり、お母さんの方が子供に合わせたオーダーメイドの教育方法を知っていると思っています。それは子供の読み聞かせに置いて、間の取り方や面白おかしく表現する方法など、自分の子供のツボを押さえた独自の読み聞かせができると考えます。なので、あくまで個人の見解として意見を残すのであれば、やはりお父さんよりお母さんの方が結果が出やすいのかな？と考えております。
本投稿は以上です。
また当ブログでは最近、
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https://motokyousikurome.hatenablog.com/entry/2021/05/03/111642
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当ブログはあなたの子供の子育ての一助になれば幸いです。
ここまで閲覧ありがとうございました。
