元教師 黒目のブログ

元公立の教師で現在も子育ての世界で働いています。公教育、私教育合わせて約7年間仕事で子供を育てています。そんな中で役に立ちそうな知識や経験をアウトプットしていきたいと思います。

健康志向が裏目に出てない!?悪玉アミノ酸と言われるアレを理解し、健康な体を手に入れよう!

こんにちは黒目です。

 

今日、米国先端医療学会理事で医学博士の満尾正さんが著者である「食べる投資―ハーバードが教える世界最高の食事術―」読んでいる時に目にしたことなのですが、日々マラソンなどのハードな運動をして、健康体だったにも関わらず、ある日突然脳卒中で倒れてしまった男性がいるそうです。

なぜこういうことが起こったかというと、ある栄養素が原因とされています。それは

 

ホモシスティン

 

です!

このホモシスティンが今回健康志向の人が裏目に出て、逆に体調を崩してしまう原因になっていたそうです。そして今回は健康志向の人が陥りがちな体調を崩す原因を指摘し、しっかりとしたエビデンスを元にその改善案について解説していきたいと思います。

 

1.そもそもホモシスティンとは?

今回の事例で扱ったホモシスティンとは、別名「悪玉アミノ酸」と呼ばれ、タンパク質の代謝過程で生まれるアミノ酸の一種です。このホモシスティンが血中内に多く入ると動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞脳卒中を招く可能性があります。

また、文部科学省大規模コホート研究では、

 

血清保存を承諾した40~79歳39,242人の方々を1999末年までの約10年間追跡したところ、310人が脳卒中、 134人が虚血性心疾患で亡くなりました。

 

という結果も出ているくらいです。

さらに、満尾正さんが著者である「食べる投資―ハーバードが教える世界最高の食事術―」によると

 

日本人の5人に1人はホモシスティンが上昇しやすい体質を持っていると言われているので、検査においては必須項目にすべきだと私は考えています。

 

とも記述しています。

これにより私は、ホモシスティンの効果を理解せず、知らず知らずの内に心筋梗塞脳卒中を招く可能性があるということですね。

 

2.なぜ健康志向の人が逆に体調を崩すのか?

その改善に移る前に、ホモシスティンがきっかけで体を壊した上記の前例をまず見てみみましょう。上記の原因は満尾正氏によると、

 

このようにハードな運動をしている人は、プロテインなどのサプリメントで多量をたんぱく質を摂取していると思います。このプロテインに含まれるたんぱく質の過剰摂取が原因である

 

と指摘しています。正直今までは、プロテインの過剰摂取によるデメリットは、

・肝臓機能が低下してしまう。

・大衆がきつくなる。

・下痢をしていまう。

などが一般的でしたが、それだけではありませんよ?ということがホモシスティンを知ればよくわかるでしょう。

 

3.んじゃあどうしたらいいの?

これは上記の文部科学省大規模コホート研究によると、

 

ホモシステイン高値は、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12の摂取不足に伴って生じる場合が多いと考えられます。

 

とされています。さらに、これは田中消化器クリニックのHPにも記述されていることですが、

 

葉酸ビタミンB12」「ビタミンB6」等の栄養素だと言われているため、これらの栄養素が不足するとホモシステイン値が高くなると考えられています。

 

と、されています。

では葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6の栄養が重要なわけですが、葉酸野菜・果物・豆類・海草類・緑茶に多く含まれ、ビタミンB12魚介類・レバーに多く含まれます。なので、上記の食物を日ごろとってないな~と思われる方は、この機会に上記の食材を取り入れ、食事バランスを整えてみてはいかがでしょうか?

 

本投稿は以上となります。

閲覧ありがとうございました。

 

参考文献

1.「食べる投資―ハーバードが教える世界最高の食事術―」満尾正、

2.文部科学省大規模コホート研究:血清ホモシステインと循環器疾患死亡との関連

https://publichealth.med.hokudai.ac.jp/jacc/reports/cui_4/index.html

3.田中消化器クリニック、HP

https://www.tanaka-cl.or.jp/aging-topics/topics-073/