元教師 黒目のブログ

元公立の教師で現在も子育ての世界で働いています。公教育、私教育合わせて約7年間仕事で子供を育てています。そんな中で役に立ちそうな知識や経験をアウトプットしていきたいと思います。

【第三弾】これまで行われてきた教育論で最も有効な説について解説!「コンピテンシーベース教育」について

どうもこんにちは黒目です。

前回このような記事を投稿しました。

 

【第二弾】これまで行われてきた教育論で最も有効な説について解説!コンストラクティビズムのアプローチについて

https://motokyousikurome.hatenablog.com/entry/2023/08/15/134313

 

今日は「【第三弾】これまで行われてきた教育論で最も有効な説について解説!コンピテンシーベース教育について」と題して記述していきます。

是非閲覧ください。

 

1.コンピテンシーベース教育誰が何年に作った?

コンピテンシーベース教育(Competency-Based Education、CBE)は、特定の一人の人物によって創始されたものではなく、さまざまな教育家や研究者が関わって発展してきたアプローチです。そのため、特定の人物や特定の年に創始されたというよりも、時代と教育の進化に伴って徐々に形成されてきたコンセプトです。

CBEのアイディアは、学習者の能力やスキルを中心に置くという発想が根底にあり、20世紀の中頃から徐々に注目を集め始めました。しかし、具体的なアプローチや実践方法は異なる人々や教育機関によって異なる形で進化してきました。そのため、CBEに関連する歴史や発展については、複数の教育家や研究者の貢献が重要です。

要するに、コンピテンシーベース教育は単一の個人によるものではなく、幅広い教育専門家やアクティビストによって形成され、進化してきたアプローチです。

 

2.コンピテンシーベース教育の概要

コンピテンシーベース教育(Competency-Based Education、CBE)は、学習者のスキル、知識、能力を重視し、個々の学習の進捗に合わせて進行する教育アプローチです。従来の時間ベースの学習よりも、学習者の成熟度と進捗に応じた個別化されたアプローチを強調しています。以下にコンピテンシーベース教育の概要を述べてみましょう。

  1. コンピテンシー(能力)の重視: CBEは、学習者が習得するべき能力(コンピテンシー)に焦点を当てています。特定のスキルや知識を獲得し、実際に活用できることが重要視されます。

  2. 個別化された学習: 学習者の進捗に合わせて個別の学習進行が可能です。一人一人の学習速度やニーズに合わせた教材や活動が提供され、学習者がスキルをマスターするまで進行します。

  3. 成果重視: CBEでは、学習者がスキルやコンピテンシーを実際に習得し、成果物を示すことが重視されます。テストやプロジェクト、実技試験などの方法で学習の成果を評価します。

  4. クレデンシャルの取得: コンピテンシーベース教育では、学習者がコンピテンシーを習得することで、クレデンシャル(資格や証明書)を取得することができます。これにより、実践的なスキルを持つことを証明できます。

  5. 自己調整と自己評価: 学習者は自己調整のプロセスを通じて、自分の進捗を管理し、自己評価を行うスキルを養います。自己評価を通じて、自分の強みや課題を認識し、改善を図ることができます。

  6. フレキシブルな学習環境: CBEは、オンライン学習やプロジェクトベースのアクティビティ、実地体験など、さまざまな学習方法を組み合わせて実施されることがあります。

コンピテンシーベース教育は、学習者中心のアプローチであり、21世紀のスキルや実用的な能力を重視するため、教育現場で広く注目されています。

 

3.コンピテンシーベース教育の具体例

コンピテンシーベース教育(CBE)の具体的な例をいくつか挙げてみましょう。これらの例は、CBEのアプローチがどのように実践されているかを示すものです。

  1. プログラミングスキルの習得: 学習者がプログラミングスキルを習得するために、特定のプログラミング言語の構文やコーディング技術をマスターする必要があります。学習者は自分の進捗に合わせて、基本的なスキルから徐々に高度なスキルに進んでいくことができます。

  2. 言語能力の向上: 言語能力を向上させるために、読解力、文法、発音などのスキルを習得する必要があります。学習者は自分のペースで学び、自己評価を行いながら、コミュニケーションスキルを向上させることができます。

  3. プロジェクトベースの学習: 学習者が特定のプロジェクトを進行することで、さまざまなスキルや知識を習得するアプローチです。学習者は自分の進捗に合わせて、プロジェクトの設計から実施、評価までを進めていきます。

  4. 職業トレーニング: 職業トレーニングプログラムでは、特定の職業スキルを習得することが重要です。学習者は実際の職業環境に即したスキルや知識を獲得し、実務能力を高めることが目標とされます。

  5. スポーツの技術向上: スポーツやアスレチックの場面でもCBEのアプローチが活用されます。学習者は自分の体力や技術の向上を目指し、練習やトレーニングを通じてスキルを磨いていきます。

  6. 調理技術の習得: 料理や調理技術を習得するために、特定の料理法や調理技術を学びます。学習者はレシピの読解や実際の調理実習を通じてスキルを向上させ、料理のプロセスを理解します。

これらの例は、コンピテンシーベース教育がさまざまな分野やスキルの習得に適用されることを示しています。学習者の成熟度や進捗に合わせて学びが調整され、実用的な能力の習得を重視するアプローチが特徴です。

 

以上を持って本投稿を終えます。
ここまで閲覧ありがとうございました。
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ここまで閲覧ありがとうございました。


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