元教師 黒目のブログ

元公立の教師で現在も子育ての世界で働いています。公教育、私教育合わせて約7年間仕事で子供を育てています。そんな中で役に立ちそうな知識や経験をアウトプットしていきたいと思います。

父親としての家庭の役割って何?というお話

どうもみなさんこんにちは黒目です
先日こんな研究を目にしました。

日本における父親教育に関する研究の動向
https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/4/42647/20170324130450900294/JEducSci_10_133.pdf

この研究では父親教育のあり方について述べられております。
今回はこの研究結果を元に、父親の家庭での役割などを解説出来たらと思います。

1.要約&解説
まずこの研究の結果として

「母親との対比での父親に関する研究」では、父親像の変遷や、母親の性役割に対して父親の性役割の変化を検討することを通して、時代ごとに求められている父親らしさが捉えられていた。

とされています。1990年代に入り、父親は扶養だけでなく、社会化や世話といった子育て関与が求められてきました。それが今ではただ関与するだけでなく、母親へのサポートや、子どもへの教育という点で、父親に家庭での教育力をつけることが注目されてきたということです。もうすでに
「俺は仕事だけしてればいい!家庭のことは妻に任せます!」
という時代ではなく、母親のサポートまで父親の役割じゃない?という考えが広がってきているわけですね。具体的には、性教育としての役割、これは父親の仕事でしょうというわけです。

また他の結果として、

「成長する存在としての父親に関する研究」では、父親自身の発達にとっての子育ての意味が意識されるようになった。また、父親が親となることへの注目は、父親による教育を具体的に行うことへの着目につながったのではないかと考えられる。「父親を対象としたプログラムに関する研究」では、子育て力を高め、子育てへの参加を促すプログラム、父親自身が人間的に成長することを促すプログラムがあることが示された。

とされています。このブログもそうですが、昔よりも父親がどのように子育てをしたらよいかを示してくれる情報やプログラムが、世の中で多く出てきた結果、父親の子育て意識が上がっていったのではないかということですね。

ただこの研究でも述べられていることですが、

父親教育としてとりあげるべき対象を、父親自身の成長や学びに関するプログラムとし、その内実を具体的に検討することを今後の課題としたい。

というように、さらに具体的な子育てプログラムはまだまだ発展上で、さらに研究する必要があるということですね。まだまだ具体性に欠けるものが多いことも一つの事実であるということも受け入れないといけないわけです。


2.感想&考え
今回の研究を見て、正直耳が痛い話ではありました 笑
確かにできるだけ子育てに役に立つ教材や情報を発信している私ですが、まだまだ具体性に欠けるといった点はこの研究で指摘された通りでしょう。
ただ、私と話す場ではやはりお母様が矢面に立って話す場面の方が多いことも事実です。
その分家庭内でサポートをしてくれているのかもしれませんが、私の経験では、まだそこまで父親としての役割がどうなっているかまでは推測しかねますので、少し意見しにくいのが正直なところです。
しかし、今回の研究で思ったこととしては、日々親御さんと話をする中で、確かに家庭のサポートをしている父親の方も多くいらっしゃり、私の経験とも一致する内容だったな~という印象です。
なので、今回の内容を通じて、
「父親での家庭内での役割はこんなことまで変わっているんだな~」
と、思っていただけたら幸いです。
本投稿は以上です。

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当ブログはあなたの子供の子育ての一助になれば幸いです。

ここまで閲覧ありがとうございました。

参考文献:
日本における父親教育に関する研究の動向
https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/4/42647/20170324130450900294/JEducSci_10_133.pdf