どうもみなさんこんにちは。
先日このような動画を目にしました。
【ひろゆき流】学校のいじめ対策!これをやっている学校はいじめが減る!隠蔽ではなく対策を実施している学校の特徴をひろゆきが解説します!
https://www.youtube.com/watch?v=ETHIadCmzm0
この動画でひろゆきさんが言われていることの流れを見てみると
①.あだ名防止をしていじめ防止になるのか?という質問がくる。
②.返答であだ名禁止自体がいじめ防止になるわけではない。
③.ただしいじめ防止のために色んなことをしている学校はいじめが減る。
④.つまり、あだな禁止のようないじめ防止対策を導入するような学校はいじめが減る。
というのが全体の流れです。
そこで私が気になったのは結論の④の部分です。なぜ気になったかというと、
「大枠そうなんだけど、いろんないじめ対策はすでにされていて、逆にいじめ対策をしてない学校なんて少ないからね」
と思ってしまいました。ただ、それでもいじめは起きてしまうので、それはなんでかな?というのを今回話していきたいと思います。
また今回は
令和2年10月の東京都教育庁指導部による調査
file:///C:/Users/%E5%9D%82%E7%94%B0%E3%80%80%E8%A3%95%E6%A8%B9/Downloads/01.pdf
を参考資料として使っています。
1.実態
まず数値上の現状を見てみましょう。いじめの現状は、
・令和元年度のいじめの認知件数は、64,579件であり、前年度の1.24倍となっている。平成27年度から全校種において増加傾向で、平成27、令和元年度を比べると、小学校は16.1倍、中学校は2.6倍、高等学校は3.2倍、特別支援学校は3.4倍である。
・令和元年度における1校当たりの認知件数は、29.4件であり、【国・R1】の16.5件と比べると、【都】の方が12.9ポイント上回っている。
となり、いじめは年々増加傾向にあるということですね。
では年々増加傾向にあるのが現状なのですが、今まで行われていた取り組みとして
・「ふれあい月間」によるいじめ防止等対策の重点的取組の推進
・スクールカウンセラーによる、小学校5年生、中学校1年生、高校1年生を対象とした全員面接の実施
・平成29年2月に「いじめ総合対策【第2次】」を策定。見逃しがちな軽微ないじめの具体例や重大性の段階に応じた対応等に加え、いじめの認知件数が多いことをもって、その学校や学級に課題があるという捉え方をしないことについて、周知・徹底
・いじめ総合対策【第2次】に基づき、「学校いじめ対策委員会」の役割を明確化し、全てのいじめについて組織的な対応を強化するとともに、「学校いじめ防止基本方針」の保護者への周知と、被害の子供、加害の子供の保護者に対する学校の対応方針等の説明の徹底
・年3回以上のアンケートの実施、「東京都いじめ相談ホットライン」による24時間電話相談、「相談ほっと
LINE@東京」によるSNS相談、メール相談、来所相談の実施
・「『考えよう!いじめ・SNS@Tokyo』ウェブページ及びアプリの活用」など、教育相談体制の一層の充実
・平成30年2月に、「SOSの出し方に関する教育を推進するための指導資料」を作成し都内全公立学校に配布するとともに、本教材を使用又は活用した授業を各学校で年間1単位以上実施するよう周知・徹底
などの取り組みが行われていました。
以上が現状となります。
学校単位に関わらず、東京都単位で色々ないじめ対策がされていますが、それでもいじめは減少せず、逆に増加しているということですね。
2.なんで結果がでないの?
では以上のいじめ対策が多くの学校でされているのですが、それでもいじめが増加傾向にあるのはなぜか?。という話をします。
それは・・・
・いじめ対策の方法や方向性が間違っていた、またはいじめ対策の質が低いこと
というのが結論です。
いじめ対策として色々な対策をすることによって研究されることはいいのですが、きちんと結果が出る方向で進んでいるか?またはきちんと科学的根拠があるいじめ対策がされているか?などが重要で、
ひろゆきさんの言っている、「色んな対策をしている意識が高い学校がいじめの減少を減らす」をことに加え、「正しい方向性や質でいじめ対策をしている学校がいじめを減らす」ということです。
3.総括
ひろゆきさんの言っていることは学校単位として見ると職員の対策する意識による影響が一番あるかもしれません。ただそれはあくまでミクロな視点から見ると正しいというだけで、一番重要なのは対策方法の方向性や質であるということです。
「そんなんわかってるし!」
と思われるかもしれませんが、youtubeのコメント欄を見ると、本質的なことを問われているコメントが少なかったので、念のため記事にさせていただきました。
上記に記述した、「今まで行われていた取り組み」のように、色々ないじめ対策をしているけど、それでもいじめは増加するので、今後は正しい方向性と質を持っていじめ対策に取り組んでほしいですね。
今回は以上となります。
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ここまで閲覧ありがとうございました。
参考資料:
・【ひろゆき流】学校のいじめ対策!これをやっている学校はいじめが減る!隠蔽ではなく対策を実施している学校の特徴をひろゆきが解説します!
https://www.youtube.com/watch?v=ETHIadCmzm0
・令和2年10月の東京都教育庁指導部による調査
file:///C:/Users/%E5%9D%82%E7%94%B0%E3%80%80%E8%A3%95%E6%A8%B9/Downloads/01.pdf